農キャラ、電波に乗る

お久しぶりの更新です、あおたな書房です。
夏が終わりあっという間に寒くなりましたが、いかがお過ごしですか。

先日、『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』の「今日のスペッシャル」のコーナーに出演させていただきました。聴いていただいた方、ありがとうございます。

「農キャラ研究家」と名乗り、農キャラについてお話させていただくという一大事。とーーーっても緊張しましたが、とーーーーーーーっても楽しかったです!

三代澤康司アナも山田雅人さんも和やかにお話してくださり、リスナーの方からの反響もあったそうで、ありがたい限りです。詳しくは、radikoにてお聴きください!
放送回へのリンク 

感想ですが、プロの仕事を目の前で拝見しとても痺れました。
スタジオの空気、CM明け前のカウントダウンの緊張感、タイトルコールでコーナーが始まるあの幕開け感、わたしのゴロをストライクのごとく受け取ってくださる話術、楽しく話をしている間にぴったり時間が過ぎる魔法のような進行とタイムキープ、、、もう全てがかっこよくてどきどき。感動している間に終わってしまい、夢のような時間は一瞬ですね。

貴重な経験をさせていただき、関係者の皆さまには感謝申し上げます。

さて、ここで番組内でお話させていただいた「農キャラ」を改めて紹介いたします。言葉だけでは詳細にお伝えできなかったので、写真とエピソードを載せておきます。

「グリーンザウルス」

10年前にこの子と目が合ったことが「農キャラ研究」のきっかけです。かわいいな、袋とっておこうかな、と軽い気持ちではじめた収集も、現在は約500体の農キャラコレクションとなりました。とはいえ、これは全国の農キャラのほんの一部である、というのがわたしの見解です。


「ブラックマッペくん」

デザインが個性的で驚いたキャラとして紹介したのが、広島県の廿日市市のもやし工場のオリジナルキャラクター、ブラックマッペくん。なんというバランスなんという表情!
デザインは、販売者である「トレイド広協」の川端専務の奥様が考案したとのこと。広島ではなじみのあるもやしだそうですが、見つけた時はその存在感に2度見しました。

チンゲンサイの「力もちさん」ピーマンの「ぴーまんちゃんとぴーこちゃん」

もはや、落書き?お子さんが描いた?と思うほどの素朴な筆致に目が離せないキャラたち。詳細も不明ですが存在感があります。他の商品のパッケージではなかなか見ないゆるさですが、野菜のパッケージだからこそ堂々と載っているのでは?という、農キャラの多様性と可能性を感じさせる例です。


五郎島金時の「太郎右衛門」

誕生秘話がおもしろい例としてあげたのが、石川県のさつまいも「五郎島金時」の農キャラです。このキャラのモデルは1700年代に薩摩の国から加賀へ種芋を持ち帰った太郎右衛門という人物だそう。驚いたことは、この独特のちょんまげ。彼が種芋を持ち帰る際、ちょんまげの中に隠したという逸話があるそうで、歴史秘話とそれをデザインに反映するユニークさに驚きました。

ヒバゴンねぎの「ヒバゴン」

こちらもユニークな歴史秘話が。
ヒバゴンは1970年代に広島県西城町のヒバ山で目撃されたとされる未確認生物。当時注目されたことがきっかけで、現在では地域の顔としてキャラクター化されました。地域の特産品のパッケージにもヒバゴンは使用され、ネギにもネギを持ったヒバゴンが印刷されるように。
未確認生物が町の観光資源になっていて、そもそもヒバゴンと関係のないネギとコラボしている、と改めて書いてみるとなんだかよくわからないエピソードがあって、興味深い農キャラです。

ラジオでは以上の農キャラを紹介しましたが、まだまだ紹介したいキャラや、一言では伝えきれない魅力に溢れているなあと、お話しながら思いました。

これからも研究を続けて、また発表できるよう精進します!


今年もあと2ヶ月。
あおたな書房の年内のイベント出展はすべて終了。お話をいただいてからずっと緊張していたラジオ出演も終わり、少しだけひと段落です。しばらくは資料の整理と執筆活動に励みます。

こちらのブログも更新再開していきますので、どうぞ今後とも農キャラ研究をよろしくお願いいたします。

それでは、また!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です